海上自衛隊の特務艇「はしだて」 体験航海に行ってきた(前半)
- ddg174
- 2017年7月20日
- 読了時間: 3分

2017/7/13 静岡地本さんのご厚意で特務艇はしだての体験航海に行ってきたので、その様子をお届けしたいと思います。

今回は静岡地本本部から車を出して下さいました。渋滞に巻き込まれながらも東京・晴海ふ頭を目指します。

晴海ふ頭のゲートを通過すると右手には何やら見慣れない船が。。

というのも、ちょうど親善訪問ということでカナダ艦艇が晴海ふ頭に来ていたんですね。太平洋で共同訓練をやっていたそうです。今回の体験航海での私の第2の目的でもありました(笑)

反対側には水産庁の漁業取締船「白竜丸」と「東光丸」が停泊していました。

そして今回乗艦する特務艇はしだて(JS Hashidate, ASY-91)国内外の賓客を招いての式典や、海上自衛隊を訪問した諸外国の将校団との会談を行ったりする「迎賓」を主任務とする艦艇です。

海上自衛隊の艦艇といえば灰色一色を思い浮かべるのですが、はしだては船体上半分が白く塗られているのが特徴的。また、喫水線の部分が真っ赤で塗られているのも印象的ですね。


はしだての前には木で作られている歓迎プレートが。

いよいよ乗りこみます!

ラッタルはこんな感じ。これもほかの艦艇には見られない特徴的な形をしています。


出港まで少し時間があるので置いてあった資料を見てました。内容は過去に行った懇談会の概要や、懇談会で出された食事のメニューなどでした。艇内で行われる懇談会や食事会はもちろんはしだての乗員らが案を出して企画するのですが、地上で何かしらやる際もはしだてが企画して横須賀地方総監に案を提出するそうです。出される料理は三ツ星レストランに匹敵するほど美味しいらしい。一度は味わってみたいものですね(笑)

続いてはしだて後部に移動。

はしだての自衛艦旗とロシア艦。

乗員の方曰く、はしだてとカナダ海軍の艦艇が並ぶのはかなりレアだそうです。

出港の時間も近くなってきたので前方へ。

タグ接近。船体を傷つけないようにカバーがつけてあります。乗員の方から伺ったのですが、横についてあるあのタイヤ 実は海自の哨戒機P-3Cで実際に使っていたものなのだそうです(笑)

いよいよ出港。



カナダ海軍 ハリファックス級フリゲート艦「ウィニペグ」と「オタワ」
奥にホストシップとして派遣されている海上自衛隊の護衛艦「うみぎり」と「あぶくま」がいます。

護衛艦あぶくま(左)と護衛艦うみぎり(右)


回頭中。。

カナダ艦と晴海のビル群

タグと晴海ふ頭に停泊してる船。二隻ずつ同じ色をしているのが面白い。

レインボーブリッジを通過。

お台場。

お台場には海上保安庁の測量船 昭洋が停泊していました。

大井ふ頭のガントリークレーン。

羽田空港沖では真上をスターウォーズジェットが通過。

すぐ右には羽田空港。

東京湾アクアライン 風の塔

東京湾を後にします。
続いて艇内探索。。


艇内は賓客を招く船だけあってかなり高級感のあるつくりでした。



艇内の至るところに絵画などの装飾が。


会議室。

通訳室なんて部屋もありました。

中はこんな感じ。通訳さんの待機スペースとして使われるそう。

医務室。

トイレ。床は大理石で作られているそうです。


思わず海自の艦艇であることを忘れてしまいますね。ホテルを思わせるほど豪華。

二階へ続く階段はこんな感じ。

はしだての写真も飾ってありました。


二階のテントの部分は広々としていて多目的な空間。災害時はここを負傷者の治療スペースとして使うそうです。休憩室にはベッドも備え付けられており、病院船としての機能も持っているそうです。

艦尾部分。

ラッタル収納部。

救命用具。
書きたいこと盛りだくさんで長くなってしまったので後半へ続きます^^;
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