海上自衛隊の特務艇「はしだて」 体験航海に行ってきた(後半)
- ddg174
- 2017年7月21日
- 読了時間: 3分
前回の続きです。今回は特別に艦橋にも入らせてもらいました。

はしだて艦橋。私が今まで見た中で一番狭かったです。掃海艇の艦橋なんかよりずっと狭い印象を受けました。

計器類がズラッと並びます。計器類は主に左側で中央部分は操舵関係、右側に海図台という配置。


海図台。海自艦艇の海図台は艦橋の右後方にあるというイメージですが、はしだては艦橋の右前に配置されています。

海図に記録する際に使うコンパスや文房具は海図台の右側に置かれていました。こういうごちゃごちゃした部分ってなんか好きです。


もう一つ驚いたのは、掃海艇などでは艦橋の右前に設置されている艇長席が艦橋の右後方の少し高い位置に設置されているということ。はしだての狭い艦橋では後ろに設置したほうが全体を見渡しやすく、運用する上で都合が良いとのこと。

かなり開けたところまで来ました。浦賀水道を南航中。。

少し酔ってしまったので上の展望デッキ的なところで休憩。

はしだてのマスト。掃海艇のマストよりもさらにシンプルになったという感じ。

そういえばはしだての煙突は実は左だけで右はダミーだそうです。

ジャイロレピータ(コンパス)も白でカッコいい。

はしだての識別帽も撮影させてもらいました。

乗員の方と談笑していると掃海艇みやじまと並走。ここ数日は横須賀付近をウロウロしていたみたいです。

横須賀も近くなってきて乗員の方が信号旗を上げました。

これはバース信号で、「横須賀港YP-1Sに繋留する」という意味。

横須賀本港手前では補給艦が沖留めされていました。


すぐ横を通過。

とわだ型補給艦ときわ(JS Tokiwa, AOE-423)

いよいよ入港。艇内に入港ラッパが鳴り響きます。

まずは米軍側。揚陸指揮艦 ブルーリッジ(USS Blue Ridge, LCC-19)

タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦 チャンセラーズビル(USS Chancellorsville, CG-62)(左)と
アメリカ沿岸警備隊ハミルトン級カッター ダグラス・マンロー(WHEC-724)(右)

「アメリカ沿岸警備隊」は日本でいう海上保安庁にあたる組織です。数日前に入港していたみたいです。

アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦 カーティス・ウィルバー(USS Curtis Wilbur, DDG-54)弾道ミサイル防衛(BMD)担当艦です。

海自側のバースはこんな感じ。
2017/7/13 16時現在
H1E うらが入
H1W あすか出さわぎり出
Y1 むらさめ出
Y2 おおなみ出
Y3 たかなみ出あさゆき出おおよど出
Y4 空き

H1E 掃海母艦うらが。逸見岸壁に停泊しているのはかなり珍しいです。

Y1とY2に停泊中の護衛艦むらさめとおおなみ

Y3は(右から) 護衛艦たかなみ,あさゆき,おおよど。この並びも珍しいです。

H1W 試験艦あすかと護衛艦さわぎり。あすかには4連装の新型SSMが搭載されていますね。

奥には多用途支援艦えんしゅうがいます。


えんしゅうの真後ろを通過。

今回は横須賀警備隊司令も乗艦されていました。

マストに掲げられている隊司令旗。

反対側には水中処分母船YDT-03が停泊。

長いようで短かった3時間の航海を終え退艦。


降りた後は後ろから撮影。

最後にはしだてのパンフレットと、

こんなものまで頂きました(笑)
いろいろ手配してくださった静岡地本さんと横須賀地方総監部の方々、はしだて乗員の皆様ありがとうございましたm(__)m 大変貴重な体験でした。
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